「島TUNE音楽祭2013」祭りのあとreport 華菜枝

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「島TUNE音楽祭2013」2番手は、先ほどのヘンザンタカヒロとは打って変わって、三線1つというシンプルなスタイルに鮮やかな青の紅型(びんがた)の着物で登場、石垣島出身の唄者“華菜枝”(かなえ)。現在は、都内を中心に活動している唄者だ。

1曲目は沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」。静まりかえったステージから、「てぃんさぐの花」のイントロが聴こえてきた。その三線の一音一音で、彼女が洗練されている唄者だということをすぐさま感じた。艶やかでやさしい歌声に会場は一気につつまれ、はじめてみる人への挨拶がわりのように「てぃんさぐぬ花」を語りかけてくる。1曲目で華菜枝というとんでもない若手の唄者を会場は目の当たりにすることになった。

2曲目も沖縄民謡の定番「安里屋ゆんた」。イントロに乗せて「はじめまして華菜枝です」という喋り声は先ほどの歌っている時とは違い、明るく愛嬌のある普通の島の女の子だ。そんな彼女に魅了され、会場は一緒に「安里屋ゆんた」を口ずさみお囃子をいれる。会場はさらに沖縄色に染められた。

canae2.1 SET LIST
1.てぃんさぐぬ花
2.安里屋ゆんた
mc
3.いくつ時代(とき)が流れ過ぎても
4.会いたいねぇ
5.忘れずに
6.おつかれさまの合言葉

MCでは、本番までの時間にハイサイフェスタへ出かけた話、そこで観た「ナヴィの恋」、出演していた「吉田 妙子」の話しに話題がおよび、それに反応するお客さんにびっくりしていた。さすが沖縄系のイベント、沖縄をこよなく愛する人達が集まっているだけはある。

MC明けの曲「いくつ時代(とき)が流れ過ぎても」からは、彼女のオリジナル曲。通称“まつげ”と呼ばれるこの曲は、3.11の後に中学生が「普通のことが幸せだった」と言っていることに心が動かされ、それを沖縄の方言「慶良間ー見しが、睫毛ー見らん」になぞられ作詞されている。

4曲目「会いたいねぇ」は華菜枝の作詞作曲。“会いたいねぇ 会いたいねぇ”とお客さんとのコールアンドレスポンが印象的な曲だ。初めて聞くのに、すぐに口ずさめるのも彼女の曲の良さだろう。

5曲目、6曲目はカチャーシ―曲。“小さな幸せ大切に 大きな笑顔わすれずに”と歌う「忘れずに」。“毎日仕事ができるのは みんなの笑顔のおかげです さぁ明日も笑顔で頑張ろう”と歌う「おつかれさまの合言葉」と2曲つづく。跳ねる三線、煽るお囃子に会場はカチャーシ―状態に突入。

これだけのオリジナルカチャーシ―曲を作り奏でる唄者“華菜枝”の底力は、とてつもないと感じる。若い見た目とはうらはらに、歌唱力、演奏力、ステージパフォーマンス、どれをとっても申し分ない。彼女が沖縄音楽界を席巻していくのに、そう時間はかからないだろう。

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