『東ぬ風 南ぬ風 VOL.2』LIVEレポート!

南風東風表紙

11月に開催されたイベント『東ぬ風 南ぬ風 ~あがりぬかじ ぱいぬかじ~』の第2弾が、1月に開催された。
このイベントの主旨は沖縄出身アーティストと、内地で活動するアーティストによるジョイントライブだ。今回は、石垣島出身のカワミツサヤカと湘南方面を中心に活動するエンドレスサマーの共演。しかしながら、エンドレスサマーの田中 栄領さんの病欠により、急遽エンドレスサマーのサイドプロジェクトGO!てぃびちがライブに参戦した。
まず登場したのが、急遽出演したGO!てぃびち。沖縄民謡、ハワイアンなどの南国系サウンドが特徴だが、そのアレンジとグルーブで唯一無二のサウンドを奏でている。1曲目の「ゆたか節」、2曲目の「島人の宝」などは沖縄でもおなじみの歌だが、GO!てぃびちにアレンジされ、新鮮な気持ち良さを感じる。とくにギター伊藤 秀織のギターフレーズやヴォイシングは、独特の世界観をもっており、エンドレスサマー、GO!てぃびちの音楽性、方向性を打ち出している。3曲目には「涙そうそう」が、ハワイ版とオリジナル版のメドレーで披露された。5曲目には、小笠原諸島に伝わる伝承曲ウラメなど心地よいサウンドが続く。

●GO!てぃびち SETLIST125-10

1.ゆたか節
2.島人の宝
3.Ka Nohona Pilikai ~ 涙そうそう
4.赤ゆら
5.ウラメ
6.波
7.Henehene Kou Aka
8.Amaging Grace ~ ハイサイおじさん
9.Maunaleo

沖縄民謡、ハワイアンと続き、最後には美しいメロディと歌詞の「Maunaleo」で締めくくられた。こんなにも沖縄とハワイの音楽がマッチするのかと思うほど、GO!てぃびちのサウンドは気持ちがいい。ハワイ、沖縄に響く音楽がその島の風土から作られ、似通ったアイデンティティーを持っていることに気づかさせてくれる、数少ないアーティストなのかもしれない。夏には海の家などでライブを行うこともあるそうなので、今度は海をバックにビールと一緒に聴きたいものだ。

そして次に登場したのは、素足でギターをかき鳴らして歌う沖縄次世代のDIVA カワミツサヤカ。最初のコードをストロークした瞬間に、彼女の世界が始まる。ライブは、フォークロックな彼女らしい曲「ひとつの涙」からスタート。ギターを弾きながら、ステージ上から話しかける彼女の声は優しく心地よい。歌っているときとはまた違った表情を、見ることができる。「無愛想」、「太陽」とアルバム「心の歩幅」からの曲が続くなか、彼女の呼びかけによりライブを見に来ていた石垣島の先輩、加治工敦がジャンベで急遽参加。なかなか見ることのできない豪華なセッションとなった。

●カワミツサヤカ SETLIST125-10

1 ひとつの涙
2 透きとおる
3 無愛想
4 太陽
6 やさしさに包まれたなら カバー曲
7 花 カバー曲
8 琉詩
9 風波花
10 君咲く春

ライブの中盤では、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」などのカバーをカワミツサヤカ節で披露。故郷にある御神先をイメージした、儚く尊い命にささげた代表曲「琉詩」、さらには「風波花」と続き、会場はカワミツサヤカ色に染められた。最後は、アルバム「心の歩幅」の1曲目に収められている「君咲く春」で、「アンコールあるからねー」という言葉で締めくくられた。カワミツサヤカの拾い上げる言葉やメロディーは、優しく儚い。島で育った感性が、都会で生活する人たちの心を強く揺さぶっているように感じる。きっと今後もカワミツサヤカの歌が、もっと世界に届いていくのだろう。

125-15●カワミツサヤカ&GO!てぃびち SETLIST
1.イラヨイ月夜浜
2.てぃんさぐの花
3.安里屋ゆんた
4.島人の宝

アンコールは、恒例のセッション。今回は贅沢にも、4曲を披露してくれた。またこの日は、カワミツサヤカのライブでジャンベにて参加した加治工敦の誕生日ということもあって、お祝いしつつ皆のリクエストにより、2曲も加治工敦が歌う(なんと三線には、THE FREESIAの松本が参加)というお土産がついてきた。

このイベントならではのアクシデントが、最高にいいスパイスとなった。
次回3月は、ザ・レキオとあびこめぐみによるジョイントライブが決定している。ありそうでなかったこのジョイントライブも、もちろん期待大だ。

『東ぬ風 南ぬ風』vol.3 ~あがりぬかじ ぱいぬかじ~出演:あびこめぐみ、ザ・レキオ・・・詳細

PHOTO by 茂木孝文
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