【HabuColumn】玉城久美子 #07 月桃のチカラを生活に。
By habu-connection On 8 11月, 2018 At 06:59 PM | Categorized As HABUコラム, 玉城 久美子 | With 0 Comments


【HabuColumn】玉城久美子
#07 月桃のチカラを生活に。

「月桃」、沖縄の方言では「サンニン」。
50〜60cmほどもあるインパクト大な葉っぱと、初夏に見られる可愛らしい花が特徴的な、沖縄に古くから自生する植物です。

月桃に関する “ウチナーンチュあるある” のエピソードといえば、何と言っても「ムーチー(餅粉を水で練って成型し、月桃の葉で包んで蒸したもの)にまつわることです。
月桃の香り=ムーチーの香りというように、ほぼイコールで捉えるほど脳裏に刷り込まれた香り。
旧暦の12月8日、子供の厄除けと成長祈願として歳の数だけムーチーが吊り下げられていた光景が、蒸された月桃の香りを嗅ぐと同時に浮かんできます。

月桃はショウガ科のハーブで、葉の成分にある消臭、抗菌作用が重宝されてきました。
月桃エキスのもつ抗酸化作用に、シミ・シワの防止やエイジングケアの効果が期待できるとのことで、近年は美容素材としても注目されています。
ということで今回は、月桃の活用例とともに、味覚・視覚・嗅覚・触覚で感じる楽しみ方について、ご紹介します。

ちなみに月桃の苗はインターネットでも購入可能です。
3,000〜4,000円程度で購入できますので、気になる方はお探しになってみてください。
室内を彩る観葉植物としても、目を楽しませてくれます。

それでは、ご紹介していきます。

1. 香りを味わう
葉の香りは、何と言っても蒸し料理で際立ちます。
ムーチーは月桃の葉に餅を包んで蒸しますが、包まずとも蒸し器の下敷きにするだけで食材に香りが移り、甘さのある香りも一緒に味わうことができます。
餅や饅頭の他、お肉やお魚を乗せて蒸すのも良いです。
写真は「ミヌダル」という、豚肉に黒ごまだれをまとわせて蒸す琉球料理ですが、ごまの風味と月桃の香りが相まって、何とも滋味深い味に仕上がります。
電子レンジを使った時短蒸し料理でも、ぜひお試しください。
小さな葉っぱが1枚あるだけでも、香りと風味を楽しめます。

2. 目で楽しむ
お皿代わりに使ったり、ほどよい形にカットして盛り付けのアクセントにするのも良いです。
炊き込み御飯などをのせてクルクルと巻くだけで、フォトジェニックな仕上がりにもなります。

3. 香りを楽しむ・香りのチカラを借りる
少々お高めではありますが、精油(エッセンシャルオイル)もあります。
月桃から採れる精油には集中力UP効果やリラックス効果が期待できるとされているため、特別な日のセルフメンテナンスに良いのではないでしょうか。

4. お肌を整える
数多くの月桃スキンケア商品が開発されていて、石鹸、化粧水、美容液、クリーム、オイルなど基礎化粧品のラインナップは殆ど揃います。
天然素材を使う安心感もまた、毎日を心地よく過ごすことを手伝ってくれそうです。男性の方も、ぜひどうぞ。

本日ご紹介する活用例は以上ですが、その他にはお茶として飲んだり、生活に取り入れる方法は幾つも有ります。伝承されてきた生活の知恵に加えて研究の進化により、使い方のバリエーションがどんどん広がる月桃。何かのタイミングで出会う機会が有りましたら、ほんの少し、気にしてみてください。

それにしても。
記事にまとめてみると、「何てよくできた植物なの〜!」と、改めてひとり感激しております(笑)。

このコラムに記載した効果・効能は、全てが科学的根拠に基づいたのものではなく、個人的感想も含みます。
月桃の生葉や生花・種子そのものを実食する場合、ならびに食べ物にそれらが直接触れる場合は、無農薬・化学肥料不使用の月桃をご使用ください。
スキンケア商品は体質やお肌の状態により合う・合わないの相性がありますので、ご注意ください。

【参考文献】
国立大学法人琉球大学 ウェルネス研究分野ウェブサイト
「沖縄の美容・健康素材」
http://health-tourism.tm.u-ryukyu.ac.jp/beauty-healthy


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