【HabuColumn】玉城久美子 #13
By habu-connection On 1 2月, 2019 At 12:49 AM | Categorized As HABUコラム, 玉城 久美子 | With 0 Comments

【HabuColumn】玉城久美子
#13 沖縄が誇るスパイス「ピパーチ」の魅力

「ピパーチ、ヒバーチ、フィファチ、ピパーツ・・・」色んな呼び方をされるこのスパイスをご存知でしょうか?
2年ほど前に血管改善が期待できるとテレビで紹介された時は爆発的大ヒットとなり、東京都内のアンテナショップはもちろん沖縄県内でも売り切れが続出しました。
今では日本を代表する大手食品メーカーさんも販売されているので、入手しやすくなったのではないかと思います。
とはいえご存知ない方もいらっしゃるでしょうし、
「買ってみたけど、どう使うの?」
「お土産にもらったけど、どうしたら良い?」
という声も度々お聞きしますので、今回はピパーチにフォーカスしてみたいと思います。

ピパーチは東南アジア原産のコショウ科のつる性植物で、和名はヒハツモドキ、英語ではロングペッパー(長胡椒)といいます。
沖縄の中でも八重山地方に多く自生しており、「島胡椒」と言われることも。
実を乾燥させてパウダー状にしたものを使うのが一般的で、伝統菓子の「ナントゥンス」という味噌入りのお餅にもこのピパーチが練りこんであり、甘辛い中にピリリとアクセントが加わった、クセになる一品です。
ピパーチの本家・八重山地方では民家の軒先に植わっていたりもして、若い葉っぱを摘んでジューシー(沖縄風炊き込みご飯)に入れるのも定番です。

◆ 特徴 ◆
ブラックペッパーのようなスパイシーな香りと、シナモンのような甘みを感じる複雑な香りを合わせ持ち、辛味は控えめです。
お肉(特に豚肉)や野菜に良く合います。

沖縄料理に ◆
沖縄そば、ラフテー、ゴーヤーチャンプルー等に合わせるのがテッパンの使い方です。
クファジューシー(沖縄風炊き込みごはん)、クーブイリチー(昆布の炒め煮)ともよく合います。
野菜天ぷらやもずく天ぷらには、お塩を混ぜた「ピパ塩」でどうぞ。
 

◆ 中華料理にも ◆
炒飯、春巻き、焼売、ちまきなどにも合います。
ごま油、オイスターソース、干し椎茸の戻し汁など 中華料理の旨み素材との相性が良いようです。

 

◆ カレーに ◆
アジア地域ではカレー、そして肉料理に使われているようです。
私もインド風のカレーに加えて、味変を楽しんでいます。後入れにすることでピパーチの香りとスパイシーさが際立ち、さらに食欲が湧く気がします。
 

ピパーチは沖縄県産、海外産と色々とありますが、沖縄県産のものでも産地やメーカーによって色味や香り、味の感じ方が異なりますので(左:竹富島産、右:石垣島産)、お気に入りのピパーチを探してみるのも楽しいかもしれません。
ピパーチを召し上がったことが無い方は、新境地を求めてぜひチャレンジしてみてください。
沖縄そしてアジアの風が、食卓に吹き込まれることと思います。

【参考文献】
・ S&B エスビー食品株式会社 スパイス&ハーブ検索 ロングペッパー
https://www.sbfoods.co.jp/
・ 琉球新報Style 「あんまーのごはん わが家の健康のもと/母から受け継ぐ島の味 ピィパーズジューシー」
https://ryukyushimpo.jp


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