【HabuColumn】玉城久美子 #16
By habu-connection On 15 3月, 2019 At 12:52 AM | Categorized As HABUコラム, 玉城 久美子 | With 0 Comments

【HabuColumn】玉城久美子
#16 時間をかけてゆっくりと。食後酒として楽しむ泡盛。

先日 那覇市内にある泡盛バーに伺った時のお話です。
そちらで教えていただいた「食後酒」としての泡盛の飲み方はとても心地よく、新鮮なものでした。
泡盛好きな方には言わずもがな、な情報ですが、度数高めのクース(古酒)をストレートで、時間をかけて舐めるように味わうという飲み方です。

お酒そのものの美味しさを楽しめるだけではなく、この飲み方には「ゆったり時を過ごす」というオプションが付いてくるということに気づかされ、泡盛の位置付けが、私の中でちょっと変わった瞬間でした。

私は自他ともに認めるお酒好きながら、泡盛については量をいただくことができず、もともと一杯のお酒を時間をかけて飲んでいますが、「ゆっくーり、時間をかけて飲んで良いんだよ」と背中を押してもらえたような、そんな気がしています。
時間の経過とともにクースの香りが開き、だんだんと円やかな味わいになるのを楽しめるのも、この飲み方の良さです。

また、食後酒として飲むにあたって、琉球王朝時代から受け継がれている銘菓 ”冬瓜漬け(冬瓜を砂糖で煮詰めた菓子)”をお酒に浸しながらいただく、という食べ方も教えていただきました。
ちょっとした背徳感(?)もありながら、大人だけが楽しめる贅沢な時間です。

【クースのお供は何が良い?】
泡盛があまり強くないという方は、軽くつまめるものをお供にすると良いでしょう。
食後酒として泡盛を味わうのであれば、甘めのものがよく合います。
黒糖やビターチョコレートは文句無しの組み合わせです。
ドライフルーツとの相性もGOOD。
少しクセのあるチーズに蜂蜜をタップリかけたものと合わせるのも、個人的にはオススメです。

【カカオニブとのマリアージュ】
ここ数年、沖縄ではカカオニブを組み合わせた食べ方を提案するお店が増えています。
カカオニブとは、カカオ豆を焙煎し、外皮と胚芽を除いて砕いたもので、ポリフェノールを多く含むスーパーフードとして注目されているもの。
昨年の沖縄物産展では〔カカオニブ+黒糖〕を泡盛に合わせるマリアージュを初体験しましたが、カカオはチョコレートの原料となるものであるため、口の中でチョコレートが完成します。
先述の泡盛バーでも冬瓜漬けとカカオニブを合わせるという食べ方を教えていただきましたので、ちょっとアレンジして、ドライマンゴーとカカオニブという組合わせにもトライしてみたところ…トロピカルチョコレートを食べているような感覚を楽しめました。
マイルドな口当たりのお酒との相性が良さそうです。

【何気ない普通の日を】
泡盛は開栓後の保存性が高く、直射日光を浴びる場所や高温多湿な場所に置かない限りは状態が維持されますから、お気に入りのものを少しずつ味わうのに向いたお酒です。
何気ない普通の日でも、その日の最後に一杯の上等なクースとお気に入りのおつまみを合わせたら、「悪くない日だったなぁ」と思えるのではないかと思います。
「自分チョコ」ならぬ「自分クース」を見つけることも楽しいですし、同じお酒でも貯蔵年数によって味わいが異なりますので、試飲しながら選ぶことができればベストです。

あ、最後に老婆心な一言を。
度数の高いお酒は、食後であれば胃への負担も少なく、むしろ消化を促進する働きがあると言われていますが、空腹時の飲み方にはご注意ください。

(※ 古酒甕の写真は、忠孝酒造さんにて撮影許可をいただき撮影したものです)


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