【HabuColumn】玉城久美子 #23
By habu-connection On 21 6月, 2019 At 12:35 AM | Categorized As HABUコラム, 玉城 久美子 | With 0 Comments


【HabuColumn】玉城久美子
#23 沖縄の器を日常の食卓に。
〜やちむんを手に取って選べる東京のお店もご紹介〜

沖縄ライフスタイルアドバイザーの玉城久美子です。

梅雨真っ盛り、蒸し暑い日も多いですね。
何となくの不調が続いたり 気持ちがイライラしがち・・・なんて時があるようでしたら、「さんぴん茶」を飲んでみることをオススメします。
茶葉にジャスミンの香りを付けた沖縄で古くから飲まれているお茶ですが、ジャスミンの香りで体内の気の巡りを良くしたり気分をリラックスさせてくれたり、体に溜まった余分な水分を排出する効果などが期待できると言われています。
暑い時期を爽やかに乗り切るアイテムです。

さて 今回のテーマは「やちむん」にしました。
こちら関東でも「やちむん」で通じることが多く、定番になりつつあるほど人気が高まっている沖縄の焼き物です。
一言でやちむんといっても作家さんそれぞれの作風により趣きは千差万別で、自分の好みに合う作品を見つける楽しさがそこに有るわけですが、やちむんについての「そもそも」をいま一度押さえておくと、更に楽しめるポイントが増えるかもしれません。
ということで、
①「そもそもやちむんって?」
②「東京ではどこで買えるの?」
③「どうやって使いこなす?」
の3つの切り口で、書いていきたいと思います。

【そもそもやちむんって?〜ざっくり解説〜】
やちむんの歴史は琉球史とともにあり、語り出すと長くなってしまうので(笑)大まかなポイントのみ記しておきます。
・ 400年位以上の歴史がある
・ 陶器 (原料が土)でできている
・ 日本国内の陶器作りでも珍しいほど、ほとんどの工程が手作り
・ 素焼きをせずに本焼きのみで焼き上げる(一度しか焼かない)ものが多い
・ 伸びやかで大らかな柄のものが多い
・ 厚みがありぽってりしており、深みのある形状のものが多い
⇒ 沖縄の汁気のある料理に合わせているため
・ 柄の描き方や染付方法など技法が沢山ある
⇒ 交易文化の影響で、中国や朝鮮、台湾、アジア各国の影響を受けているため


【どこで買えるの?〜常設在庫多数のショップのご紹介〜】
東急東横線・東京メトロ日比谷線 中目黒駅近くに店を構える「58中目黒」。
北窯.comというサイトでオンラインショップも展開されています。
やちむん好きの方ならピン!とくるかと思いますが、「読谷山焼 北窯」の4人の親方とそのお弟子さんなどの作品を中心に取り扱っていらっしゃいます。

オーナーの三宅さんに話を伺いました。
三宅さんは以前アメリカ家具の会社にいらしたそうですが、15年ほど前に、アメリカ文化色がありながら昔ながらの器(やちむん)のある生活をしている沖縄に魅せられ、アメリカンインテリアにやちむんを組み合わせるプレゼンテーションを手掛けたのがきっかけだったとのことです。
徐々に北窯の方々との仲を深め、今では家族のようなお付き合いをされており、独立してお店を開業する時に「北窯」の名前をお借りする許可をいただいただき、名乗っていらっしゃるのだとか。
58中目黒の店内は天井までぎっしりと作品で埋まっていて、その数の多さに、作家さん達との信頼関係の濃さが見て取れます。

点数が多いということは、「目で見て手で触りながら、自分にしっくり来るものを選べるチャンスが多い」ということです。
やちむんは殆どの工程が手作りですから、同じサイズ・同じ図柄のものであっても、少しずつ違ってきますので、こちらのお店は、目移りしつつ手に取りながら、「何度も比べて選ぶ楽しみを味わえるお店」だということになります。

また、7月にはアパレルショップ「ジャーナルスタンダード」にてポップアップショップを開かれるそうなので、日時や場所をご確認のうえ足を運んでみてください。

「どうやって使いこなす?〜和洋中なんでも合わせてみよう〜」
生活に馴染んでこその器ですから、ぜひ普段使いでお使いいただきたいものです。
やちむんはダイナミックで個性的な絵柄のものも多いですが、意外と料理と合わせやすく、そして料理を引き立ててくれます。

七寸皿(約21cm)はサラダ、カレー、パスタ、何でもOKでしょう。
また、アジア系の料理もよく映えますし、器に深みがある分、麻婆豆腐や酢豚といった汁気のある中華料理も盛りやすいです。
五寸皿(15cm)は取り分け皿やスイーツ皿として活躍の場が広いですし、豆皿は一枚ずつ増やしながら組み合わせて使う楽しさがあります。

「割ってしまうのが心配」という方は「登り窯」で焼いた器を選ぶのも良いでしょう。
ガス釜や電気釜に比べて登り窯は焼成温度が高く、土の目の締まりが丈夫であるという特徴があります。(ガス釜や電気釜で焼いた器が弱い、ということではありません)

最後に、お手入れについて触れておきます。

永く綺麗に使うための秘訣は、最初の「目止め」です。
陶器の表面には目に見えない無数の凸凹があり、そこに調味料や油などが入り込んでシミになったり取れない臭いになったりします。
器を使い始める前に、米の研ぎ汁などデンプン質のもので この凸凹を埋める作業が「目止め」です。
目止めの方法についてはコチラhttps://kumyokinawanlifestyle.ti-da.net/e11135149.html
をご参照ください。
少々面倒ではありますが「さらに愛着が増すこと間違いなし!」の工程です。
こういった手間も経ながら、うちなーむん(沖縄のモノ)と共に沖縄ライフを楽しんでいきましょう。
沖縄の空気感が詰まった器が食卓にあることで、日常に優しい風が吹き込みますように・・・

 


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