【HabuColumn】玉城 久美子 #26
By habu-connection On 2 8月, 2019 At 12:23 PM | Categorized As HABUコラム, 玉城 久美子 | With 0 Comments

【HabuColumn】玉城久美子
#26 「紅型」王家・士族の礼装から、生活に溶け込むアイテムへ

沖縄ライフスタイルアドバイザーの玉城久美子です。

8月に入りました!
7月までは雨が多く日照時間が短い日が続きましたので、8月は思いっきり夏を満喫したいものです。
旅行やレジャーの計画をされている方は、お天気に恵まれる楽しい時間が過ごせますように・・・

さて、今回のテーマは「紅型(びんがた)」です。
沖縄の歴史を語る上では外せない染め物、伝統工芸品です。
起源は14〜15世紀頃と言われており、中国・東南アジア・日本との交流の中で影響を受け洗練された技術です。
紅型製作は琉球王府の保護下にあり、主に王家や士族の礼装や神事の装束として用いられ、階級により身につけられる図柄や色が区別されていたと言われています。
また、宮廷芸能が発展するのと期を同じくして、舞踊衣裳としての紅型も大きく発展を遂げました。

深ーくて、長ーい歴史がある紅型ですが、現在では多くの作家さんにより多種多様なアレンジが施されています。
Tシャツ、ストール、小物入れなど日常的に使えるアイテムもたくさん。
どの作家さんの作品もオリジナリティがあり素敵ですが、その中から、日々の生活に溶け込む様々なアイテムを創り出している2つのブランドを厳選し、ご紹介していきます。

【紅琉 BINRYU】http://www.binryu.com/
「紅型をもっと暮らしに」をコンセプトに、オリジナルを追求したアイテムを生み出している紅琉。
企画担当の下地秀樹さんとデザイナーのナホさんご夫妻のブランドです。
紅型をプリントした食器類はプレート、お茶碗、マグカップ、箸置きといった日常使いに向くものが多数。
また、皮と手染め紅型を組み合わせたバッグや財布、布製品のストールやエプロン、傘など、生活の中にポンと一つあるだけで、空間も気持ちも華やぐような品々も、とても魅力的です。

紅琉の特徴は、豊富なラインナップとデザインだけでありません。
それぞれのアイテムの素材や製法の追求にも抜かりがなく、例えばシャンパングラスはガラス素材そのものをフランスから取り寄せていたりします。
傘は京都の職人さんに生地を送り、作ってもらっているとのこと。
日常使いであることを考慮しながら、色・形・丈夫さなどを吟味し、素材×製法×デザインの掛け合わせで、より良いものを送り出したいという気持ちが伝わってきます。
そしてこの想いが、アイテム一つ一つの美しさに反映されているんだろうなぁと感じます。
こうして丁寧に作られる品々は沖縄県外ではなかなか購入しにくいものですので、次回のポップアップショップの開催を狙うか(今年6月に大阪と横浜で開催されました)、沖縄に行かれる際に探してみてください。
革製品は一点からでもオーダーメイドが可能です。

【城紅型染工房】https://www.gusukubingata.com/
創業48年、「暮らしの中に紅型を」をコンセプトに、100種類ほどのアイテムを展開している老舗工房です。
沖縄生まれ沖縄育ちの姉妹を中心に家族で営んでいる工房では、ポップで可愛らしいデザインを取り入れているのが特徴的です。
数あるアイテムの中で私が特に注目したいのが「季節のタペストリー」で、クリスマス用、桃の節句用、端午の節句用などがあります。
手染めの温かみがあり、親しみを感じるデザインと紅型ならではの鮮やかな色彩が、お部屋の雰囲気を明るくしてくれること間違いなし。
小さなお子さんがいたり、お部屋のスペースの都合で大きな飾り物を出しにくいご家庭でも、安心して飾れます。
工房では染め体験もでき、タペストリー(小さめサイズ)も自作可能です。

以上、2つのブランドをご紹介しました。
紅型の伝統を守りながらも、それぞれのアレンジによりテイストが大分違うことが見て取れるのではないでしょうか。
紅型の「紅」とは、「色彩」を表すとも言われているように、この鮮やかな色彩が自分のライフスタイルに加わると思うと、ちょっとワクワクしませんか?
構えることなく気軽に、好きなように、紅型を生活に取り入れてみてください。

◯ 執筆協力 ◯
・ 紅琉 http://www.binryu.com/
・ 城紅型染工房 https://www.gusukubingata.com/

◯ 参考資料 ◯
・ 琉球びんがた事業協同組合 http://www.ryukyu-bingata.com/


HabuColumn 玉城久美子 バックナンバー

Blog : http://kumyokinawanlifestyle.ti-da.net
料理教室情報 : http://kumyokinawanlifestyle.ti-da.net/c414552.html
Instagram: https://www.instagram.com/kumy_s/

 

  お問い合わせバナー