キャンパスレコード45周年記念アルバム~決定盤! 沖縄の歌~発売中!
By habu-connection On 26 12月, 2015 At 09:33 AM | Categorized As CD Review, OKINAWAN MUSIC, power push | With 0 Comments

キャンパス45周年表紙沖縄音楽をささえてきたインディーズレーベル・キャンパスレコード。45周年をむかえ「キャンパスレコード45周年記念アルバム~決定盤! 沖縄の歌~」をリスペクトレコードよりリリースした。35周年となる2005年には、リスペクトレコードより「リスペクトレコードプレゼンツ キャンパスオモテ!ベスト」「リスペクトレコードプレゼンツ キャンパスウラ!ベスト」をリリースし大好評だった。

沖縄音楽をつないできたビセカツの愛称でしられる備瀬善勝(びせよしかつ)選曲による記念盤となっている。キャンパスレコード主宰者とし数々の名盤をリリースしてきた。キャンパスレコードが無ければこれほどに沖縄音楽が発展することはなかっただろう。
沖縄音楽の記録となる珠玉の19曲をお聴き逃しなく!

キャンパスレコード45周年記念アルバム~決定盤! 沖縄の歌~キャンパス45周年
定価: 3,132 円
発売日 2015年12月16日
レーベル: リスペクトレコード
収録時間: 76 分
ASIN: B016BKO9ZY
EAN: 4525506002335

 

■キャンパスレコード主宰ビセカツとキャンパスレコードについて
那覇市西新町に生まれました。学校卒業後は製造業のサラリーマンで営業と企画を担当していましたが、元々音楽にも興味があり、普久原恒勇氏の事務所に出入りして、恒勇氏から作詞の手ほどきを受けました。
またRBC(琉球放送)レーベルやマルフクレコードの制作の手伝いなども行っていました。恒勇氏の事務所には同時期に知名定男氏も出入りしていました。ビセカツの詞には多数の赤字による指導が入り、恒勇氏の事を“赤点のフクハラ”と呼んでいたそうです。
これが後年、ネーネーズのヒット曲「あめりか通り」に繋がるなど、大きな実を結ぶことになります。
時代は1960年代後半。この頃から週末になるとフォーク・コンサートのラッシュとなり、沖縄の若者の関心が高石友也、岡林信康、高田渡などのフォーク・ソングに集まっていました(1971年には沖縄フォーク村が結成されました)。

1969年、竹中労氏が初めて沖縄を訪れ、貨客船に膨大な数のアングラ・フォーク・ソングのレコードを持ってきました(日本レコード協会に加盟していないレコード会社のレコードを“アングラ”と言いました)。
ビセカツは竹中氏が持ってきたレコードに興味を持ち、妻に小さなレコード店を開かせました。
こうして、1970年5月に生まれたのがキャンパスレコードです。丸福レコードの沖縄民謡と、アングラ・フォークしかない、メジャーレコード会社のレコードは一枚もないレコード店でした。
10坪足らずの広さで、それまで一度もレコードをかけたことがなかった妻に店番を任せてのスタートでした。
沖縄フォーク村の村長、佐渡山豊が琉球大学に通っており、学校の帰りに毎日のように立ち寄ってくれたため、沖縄のフォーク仲間からは知られるお店となり、当時アングラのエレックレコードからアルバムをリリースしていた吉田拓郎も扱いました。
その後徐々にメジャーのレコードも扱うようになり、“普通のレコード店”となったのです。

1973年には店が手狭になり、現在の場所(沖縄市山里交差点)へ移転しました。これを機にビセカツもサラリーマンを辞め、本格的にレコード店をやることになりました。

1975年からは音源制作に着手し始め、沖縄フォーク界のシンガーが集まったLP「KOZA ʻ75」を自社製品の第一号としてリリースします。
その後、金城実の力を借りて1980年にはLP「連続カチャーシー」や「時代」をリリース。さらに「坪山豊20曲」などをリリースしました。

1995年からは制作点数が一気に増え、現在までにリリースタイトルは150枚以上。嘉手苅林昌、登川誠仁、知名定繁といった大御所から、松田弘一や田場盛信といったベテラン、松田一利や島袋辰也など若手・中堅アーティストまで、幅広いリリースを続けています。
また、作詞家としての活躍も目覚ましく、さらに沖縄民謡の原稿執筆も数多く手掛けています。沖縄レコード商業組合の会長も務めました。現在、沖縄市の“沖縄音楽資料館”の館長を務めています。

■収録曲/演奏者(リリース年度)
1. ちんぬくじゅうしぃ/フォーシスターズ(1968年) 作詞: 朝比呂志 作曲:三田信一
ちんぬくじゅうしぃとは里芋のおかゆの事。沖縄のわらべ唄です。
2. 下千鳥/嘉手苅林昌(1975年) 作詞・作曲:沖縄民謡
沖縄民謡の代表曲。恋人を思う切ない歌詞です。
3. 十九の春/黒川修司(1975年) 作詞・作曲:不詳
1972年の日本復帰後に大ヒットした沖縄民謡の定番曲です。なおこの曲のタイトルの命名者はビセカツです(1972年)。
4. ワイド節/坪山豊(1980年) 作詞:中村民郎 作曲:坪山豊
奄美民謡を代表する曲です。
5. いーぴん小/でいご娘(1980年) 作詞:上原直彦 作曲:三田信一
親指、人差し指などそれぞれの指をモチーフにした物語が歌い込まれています。いーぴん小とは小指の事です。
6. 白黒節/金城実(1981年) 作詩:仲本亀一 作曲:仲村渠正吉
戦世の中、平和への思いが歌い込まれています。太平洋戦争時に歌われました。
7. 別れの煙/知名定繁(1985年) 作詩・作曲:知名定繁
出稼ぎに行く我が子を親が見送る歌です。
8. 北谷舞方/松田弘一(1997年) 作詩・作曲:沖縄民謡
遊び唄の代表曲です。北谷はこの歌が歌われた毛遊びの盛んだった所です。
9. よろしくございます/仲田正江 セリフ:仲田幸子(1998年) 作詩:ビセカツ 作曲:前川守賢
仲田幸子率いる琉球芝居の“でいご座”。芝居に生きる心意気を歌い込んでいます。
10. 島尻真壁ぬ首里ぬ主/徳原清文(2000年) 作詩:真境名由孝 作曲:沖縄民謡
この曲も遊び唄の1曲です。首里の旦那の遊郭通いが歌い込まれています。
11. 芝居物語/田場盛信(2003年) 作詞:大城栄順 作曲:普久原恒勇
6つの有名な琉球芝居の各名場面が次々に歌われます。
12. 北谷真牛/湧川明(2005年) 作詞・作曲:湧川明
伝説の女流歌人(うたびと)、北谷真牛の事が歌われています。
13. 平和の願い/玉城一美(2008年) 作詞:平敷ナミ 作曲:普久原恒勇
平和を願う曲ですが、4番の歌詞は“願いはひとつ日本に還ること もうすぐ日本へ復帰する日は近い”と歌われています。日本に復帰して基地のない平和な島になったのでしょうか?
14. トゥヌギ! トゥヌガ! /島袋辰也(2008年) 作詩:上原直彦 作曲:松田一利
この曲も遊び唄です。カチャーシーの時に演奏される曲でもあります。
15. 歌や肝から/當間清子(2009年) 作詞:ビセカツ 作曲:松田一利
“歌の美しさで心が分かる 心の美しさで人が分かる”と歌われています。そして“歌は心から歌う物です”と歌われています。
16. 述懐節/嘉陽正(2009年) 作詞・作曲:沖縄古典音楽
琉球古典曲。恋人との別離を歌い込んでいます。
17. 宮國ぬクイチャー/宮國米男(2012年) 作詞・作曲:宮古民謡
宮古島の踊り歌です。
18. 東方節/松田一利(2013年) 作詞・作曲:大島保克
“東方から顔出す太陽は島の暁の知らせ さあ起きましょう 目覚めのお茶だ”と歌われています。石垣島の白保に育った大島保克作の曲。
19. 南洋小唄/内里美香(2014年) 作詞・作曲:比嘉良順
遠く南洋に移民した人々の心情が歌われています。

※1曲目はキャンパスレコード設立前にビセカツ氏が原盤制作を行い、RBCレコードからリリースされたものです。
※4、5曲目は初CD化。全ての音源は2015年度最新マスタリング音源を使用しています。

■収録者プロフィール
1,フォーシスターズ : ネーネーズ結成のアイディアにも繋がった、女性4人組のグループ。ヒット曲多数。
2,嘉手苅林昌 : “風狂の歌人”と言われた、沖縄民謡界を代表する1人。その歌と三線の味わいは絶品。
3,黒川修司 : 本土出身のフォークシンガーであり、沖縄に移住してから沖縄民謡のカヴァーを始め、味わい深いオリジナル曲を書き下ろした。
4,坪山豊 : 奄美民謡界を代表する唄者。ワイド節の作曲者。
5,でいご娘 : 同じく女性4人組のグループ。「南国育ち」が大ヒット。
6,金城実 : 連続カチャーシーの録音でも知られるほか、名盤「時代」をリリースしたベテランの唄者。
7,知名定繁 : 知名定男の父親であり、沖縄独特の琴「琉琴」の発明者。
8,松田弘一 : 遊び唄を歌わせればピカイチの、ユーモア溢れる唄者。三線の早弾きも素晴らしい。
9,仲田正江 : 沖縄芝居の実力者であり、仲田幸子から受け継いだ歌と三線が素晴らしい。
10,徳原清文 : 登川誠仁の弟子でもあり、その渋い歌と三線が大変魅力的。男性4人組のグループ「フェーレー」のメンバー。
11,田場盛信 : 登川誠仁の弟子にして三板の名手。甘い歌声で多くの女性の心を掴む。
12,湧川明 : 力強い三線の演奏が素晴らしい。「北谷真牛」のヒット曲を持つ。
13,玉城一美 : 坂本龍一のCD、コンサートにも参加した「オキナワチャンズ」の1人。透明感溢れる歌声が素晴らしい。
14,島袋辰也 : 沖縄民謡界のニューホープ。2008年にソロとしてデビューした沖縄市泡瀬生まれの注目新人。現在知名定男氏に師事。
15,當間清子 : 民謡番組のパーソナリティー、三線教室主宰、ボランティアで歌・三線の演奏歴30年以上。いつも元気な明るい歌声が魅力的。
16,嘉陽正 : 琉球古典音楽の唄者。先人の歌心、遊び心を今に継承する味わい深い歌と三線。沖縄県指定無形文化財保持者。
17,宮國米男 : 宮古島を代表する唄者。宮古民謡のスタンダード曲を心を込めて歌うほか、新しい歌も積極的に創作。
18,松田一利 : 松田弘一の弟子にして、情け歌が絶品。オリジナル曲の創作やアルバムプロデュースを手掛ける。
19,内里美香 : 南大東島生まれ。艶のある情感豊かな歌声が素晴らしい。今後益々期待出来る唄者。

 

 


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