横浜能楽堂にて12/8まで開催中!180年前の琉球芸能を張り子で再現!
By habu-connection On 15 11月, 2013 At 12:23 AM | Categorized As OKINAWAN STYLE | With 0 Comments

harik表紙

豊永盛人 初の本格的個展
180年前の琉球舞踊を張り子で再現
絵巻をもとに、48体を新作

伝統的な張り子の技法を巧みに使い、創造性豊かな新たな作品を次々と発表し、注目されている豊永盛人の新たな作品を展示する横浜能楽堂特別展「歌う 踊る 弾く-琉球張り子・豊永盛人の世界」が、横浜市西区の横浜能楽堂で、12月8日まで開催されている。江戸後期、琉球王国の人々が、江戸の薩摩屋敷で謡い・踊り・弾く姿を描いた「琉球人座楽并踊之図」の絵巻をもとに、48体余りの琉球張り子を新たに製作し、当時を再現した。

hariko-1明治初期の「琉球処分」まであった琉球王国の時代、琉球国王の即位と江戸幕府の将軍の代替わりの度に、琉球から江戸へ使節が派遣されていた。それを「江戸上り」と言う。この際、逗留していた江戸の薩摩屋敷などで、士族たちが琉球音楽・舞踊を披露し、高い評価を得た。1832年、尚育王の即位に際し派遣した謝恩使の一行を描いたのが「琉球人座楽并踊之図」(沖縄県立博物館・美術館所蔵)。豊永は、その絵巻をもとに、江戸上りを張り子で再現することに挑戦し、1か月の間、掛かり切りで48体余りを完成させた。

張り子は、型に和紙を張り重ね、胡粉を下地に塗った後、彩色する伝統的な玩具で、日本各地にある。その中で、琉球王国時代から受け継がれて来た琉球張り子は、独特の意匠と鮮やかな色使いが特徴だ。
豊永は、沖縄県立芸術大学美術学部で彫刻を専攻。卒業後、全国の産地を回って研究を重ね、伝統的な琉球張り子の復元に止まらず、現代感覚溢れる独自の世界を切り開いている。初めての本格的な個展だ。
今回の展示は、豊永が沖縄県立芸術大学の卒業生であることから、11月9日に開催された横浜能楽堂・沖縄県立芸術大学提携公演「琉球舞踊受け継がれる伝統-古典・雑踊・創作-」に併せたもので、公演の中で踊られる古典舞踊「しよんだう」の面も製作した。

豊永(とよなが)盛人(もりと) プロフィール
作者1976年沖縄県嘉手納町生まれ。沖縄県立芸術大学で彫刻を学ぶ。1998年からアメリカに遊学中、アフリカの彫刻などに触れ、それぞれの土地に「必然性を持って生まれてくるもの」にひかれる。2001年より、友人の勧めで以前から興味を持っていた琉球張り子を独学で作り始める。それ以降、玩具をテーマに県内外で個展やグループ展を積極的に開催。2005~2009年日本民藝館展に連続入選。若者に人気のアニメ「天元突破グレンラガン」やファッションブランド「ネ・ネット」とコラボレーションをするなど、幅広く活躍。那覇市牧志のショップ「玩具ロードワークス」で作品を販売。

横浜能楽堂特別展「歌う 踊る 弾く-琉球張り子・豊永盛人の世界」

■開催期間
平成25年10月13日(日)~12月8日(日) 9時~20時

※開館時間は変更になる場合があります。詳細はお問い合せ下さい。
■会場 横浜能楽堂二階展示廊
■入場料 無料 ※有料の催しがある時はチケットをお持ちでない方はご入場できません。
■お問合せ
横浜能楽堂 電話045-263-3055
神奈川県横浜市西区紅葉ヶ丘27-2
横浜能楽堂 オフィシャルHP 

■主催 横浜能楽堂(公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団)


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